シンガポール、コロナ規制緩和 飲食店のBGMも解禁に

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シンガポールで、新型コロナウイルスの流行抑止に向けた規制措置が緩和される/Joseph Nair/NurPhoto/Getty Images

シンガポールで、新型コロナウイルスの流行抑止に向けた規制措置が緩和される/Joseph Nair/NurPhoto/Getty Images

(CNN) シンガポール政府は10日以降、新型コロナウイルス感染対策の厳しい規制を緩和する。飲食店で流す音楽も、あらかじめ録音された静かな曲に限って解禁される。

ウォン財務相が8日の記者会見で発表した。

同国の飲食店では6月以降、BGMを流すことが禁止されていた。人々がBGMの音量に負けまいと大声で話せば、感染リスクが増すとの懸念からだ。ライブ演奏は今後も引き続き禁止される。

BGM禁止に対しては、外食業界から反発の声が上がっていた。

同国政府はパンデミックの初期から感染の完全な封じ込めを目指す「ゼロコロナ」政策を取っていたが、今年6月にはウイルスとの共存を図る「ウィズコロナ」への転換を表明。8月から規制を一部緩和した。ワクチン接種が完了していることを条件に外食の人数制限が2人から5人に拡大され、通勤も次第に認められるようになった。

しかし9月にデルタ変異株の感染が拡大し、外食は2人以内とするなど、一部の規制が再び導入されていた。

最近になってワクチンがさらに普及し、新規感染者が横ばいになったことから、改めて緩和に踏み切ることになった。

米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、同国では人口545万人のうち82%がワクチン接種済み。新規感染者は1日当たり3000人前後だが、ほとんどが無症状または軽症のケースだ。

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