ロシアのプーチン大統領、実験段階の経鼻ワクチン投与に参加
ロシア国営RIAノーボスチ通信によると、ロシア保健省は10月半ば、ガマレヤセンターが開発した鼻腔(びくう)スプレー式のスプートニクVについて、治験を承認した。
ガマレヤのデニス・ログノフ副局長によると、経鼻ワクチンの有効性についてはまだガマレヤで実験を行っている段階にある。同副局長は21日にプーチン大統領がスプートニク・ライトの追加接種を受けた後、経鼻ワクチンについて「基本的にこれは認可外投与です。通常通り、我々は従業員でテストを行っています」と説明した。
これに対してプーチン大統領は、自分もその実験に参加できないかとログノフ副局長に尋ねた。この会話の様子はテレビで中継された。
ログノフ副局長によると、経鼻ワクチンは開発の最終段階にあり、治験を経て投与を開始する予定。同ワクチンは「便利で無痛、副反応も間違いなく最小限で済む」と説明している。