ブースター接種でコロナの死亡率90%低下 イスラエルの研究が示唆

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エルサレムの施設でファイザー製ワクチンの3度目の接種を行う医療従事者/Ahmad Gharabli/AFP/Getty Images

エルサレムの施設でファイザー製ワクチンの3度目の接種を行う医療従事者/Ahmad Gharabli/AFP/Getty Images

(CNN) 新型コロナウイルスワクチンのブースター(追加)接種を行うと、それまでの接種済みの状態と比較して感染症による死亡率が90%低下する。米疾病対策センター(CDC)のワレンスキー所長が5日に示したデータから明らかになった。

ホワイトハウスでの新型コロナに関する状況説明で述べた。当該のデータを取得したブースター接種の有効性についての研究は、デルタ株が蔓延(まんえん)していた時期のイスラエルで行ったもの。

それによると、ブースター接種を実施すればそれまでの接種済みの状態と比較して感染リスクが10倍低下する。重症化リスクは60歳以上で18倍、40~59歳で22倍、それぞれ低下するという。

また死亡率は90%低下するとの結果が出た。

ワレンスキー氏は「これらの研究はデルタ株が支配的だったイスラエルで行われたものだが、同様に防御力が高まる傾向がオミクロン株に対するブースター接種でもみられると予想される」と述べた。

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