デモ参加者数十人死亡、ロシア軍事同盟は鎮圧支援を開始 カザフスタン
軍は拡声器を通じて人々に広場を離れるよう要求し、発砲すると警告。情報筋はタス通信に対し、広場から逃げる途中の人の話として、治安部隊がデモ隊に発砲して一部の人が倒れたと明らかにした。
今回のデモは強権的なトカエフ大統領の統治に対する過去最大の挑戦となる。人権団体によると、市民の怒りは当初、燃料価格の高騰に向けられていたが、汚職や生活水準、貧困、失業をめぐる幅広い不満に拡大した。カザフスタンは旧ソ連構成国で、豊富な石油資源を持つ。
トカエフ氏は5日、燃料価格高騰に抗議するデモが全土で数日続いたことを受け、ロシアやベラルーシ、アルメニア、カザフスタン、キルギスタン、タジキスタンなどで構成されるCSTOに支援を要請していた。