ウクライナ大統領、プーチン氏に電話試みるも応答なし
(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は24日、ロシアのプーチン大統領への電話連絡を23日に試みたものの成功しなかったことを明らかにした。
現地時間の24日未明、ツイッターの自らの公式アカウントへの書き込みで述べた。「ロシア大統領との電話での話し合いを試みたが、返ってきたのは沈黙だった」と説明。「親ロシア派武装勢力が押さえるウクライナ東部ドンバス地域にも沈黙があるべきだ」と続けた。
一方、米政府当局者がウクライナのゼレンスキー大統領との接触で、必要な事態に迫られたら同国西部リビウへ移動する問題を話し合ったことが24日までにわかった。
会話の内容に通じる関係筋が明らかにした。あくまでも私的な会話の形式でのやりとりとしたが、ロシアの軍事的圧力が増す一方のなかで移動が必要になった事態の到来も否定出来ないとの認識を反映したものとみられる。
リビウは首都キエフから約480キロ以上離れている。
米ホワイトハウスはゼレンスキー大統領が公務を遂行する場所の問題で、最終的には当人が決めるべき事項との立場を表向きには示している。