チェルノブイリ原発、職員92人がロシア軍の人質に 駐米ウクライナ大使
(CNN) マルカロワ駐米ウクライナ大使は25日、ウクライナ北部にあるチェルノブイリ原子力発電所の管理業務を行う職員92人がロシア軍の人質となっていると明らかにした。ワシントンでの記者会見で語った。
職員が人質となっているため、シフト業務や発電所の厳格な規則に従った運用ができていないと述べた。発電所に対する責任は今やロシア軍にあり、原子力規制機関や他国にこうした状況にあると警告の連絡を入れているとも語った。
さらに「発電所の防衛で、発電所に損害が出ないように大きな責任感と注意深さを保って行動しようと試みた。ロシア連邦が同様であるとは言えないので、警告を発して全員に連絡をとろうとしている」とも述べた。
ホワイトハウスのサキ報道官は24日、記者団に対し、「ロシア軍兵士が現在、チェルノブイリの施設の職員を人質に取っているとの信頼できる報告について、我々は激怒している」と述べていた。