プーチン氏とミサイルの国内配備を協議へ、ベラルーシ大統領
(CNN) ウクライナの北隣にあるベラルーシのルカシェンコ大統領は26日までに、ロシアのプーチン大統領と会談し、ロシア製の短距離弾道ミサイル「イスカンデル」や地対空ミサイルシステム「S400」のベラルーシ内への配備を協議する見通しを示した。
同国国営のベルタ通信が報じた。会談ではベラルーシとロシアの西方にある地域情勢を見すえた両国の強化策を話し合うとした。
「軍と相談し、イスカンデルやS400の導入が望ましいと判断した」とし、配備すれば「ベルリンに至るまでの地域情勢の監視が実際に出来るようになる」とも述べた。
ベルタ通信によると、ルカシェンコ大統領の発言は24日時点のもので、プーチン氏との会談は同日あるいは25日になるだろうとしていた。
ベラルーシとロシアは密接な軍事協力関係を維持。ロシア軍によるウクライナ侵攻では、広範な軍事演習への参加の名目でベラルーシ内に派遣されていたロシア軍の軍用車両の車列がベラルーシからウクライナへ越境する様子の映像も確認されていた。