ロシアの攻撃による破壊、新たな衛星画像でまざまざ キエフ北方
(CNN) ロシア軍のウクライナ侵攻開始から最初の5日間で生じた破壊の規模を示す新たな衛星画像が公開された。
一連の画像は米衛星運用会社マクサー・テクノロジーズが先月28日に撮影したもの。その後はウクライナ全土を覆った厚い雲に遮られ、大半の人工衛星で地上の様子を観測できない状況が続いている。
民家が炎上する様子=リブノピリヤ村/Maxar Technologies
複数の画像から、キエフ北方約80キロに位置するリブノピリヤ村で民家が炎上する様子がうかがえる。村の周囲の野原には衝撃でできた穴が数十個見える。
チェルニヒウではストリゼン川に架かる橋が破壊され、住宅や付近の工場が被害を受けた様子だ。ロシア軍の車列が付近の道路にいるのも確認できる。
焼け焦げたロシア軍の車両の残骸=ブチャ/Maxar Technologies
キエフ郊外の町ブチャの住宅地ではロシア軍の焼け焦げた車両が見える。ウクライナ当局は27日、ブチャでロシア軍の前進を阻んだと主張していた。
衝撃でできた巨大な穴=スカチ/Maxar Technologies
キエフの北西70キロにある小さな町スカチを捉えた写真では、道路中央部に空いた大きな穴が確認できる。付近の住宅は大きく損傷しているように見える。
食料品店の前にできた長蛇の列=キエフ/Maxar Technologies
画像はチェルニヒウとキエフの戦下の日常風景も捉えており、スーパーマーケットの前に数十人が並ぶ様子が写っている。