ウクライナ侵攻のロシア軍一部で士気衰退の兆候、米分析
一方、西側諸国の政府当局者は3日までに、ロシアは侵攻に踏み切った初日にウクライナの防空網を無力化することに失敗したと分析した。侵攻に伴って錬っていた軍事行動などの予定が大幅に遅れているとも述べた。
米国防総省高官は先月28日、ロシアは侵攻に備えてウクライナ周辺に待機させていた軍事力の約75%を既に投入したとみていた。侵攻作戦の成果が乏しいことはより無差別の攻撃を仕かけるリスクにつながるとの懸念も表明。首都キエフや東部ハリコフ市でのロケット弾攻撃や大口径の砲撃に言及した。
また、ロシアの作戦に触れ、強制併合したウクライナ・クリミア半島からの進軍もあったウクライナ南部では多少の進展があるものの、ほかの地域での戦果は多くないとみていると説明した。