ウクライナ侵攻のロシア軍一部で士気衰退の兆候、米分析
(CNN) 米国防総省高官は3日までに、ウクライナに侵攻したロシア軍の内情に触れ、一部の部隊で士気が衰退している兆候がみられるとの判断を示した。
米国が独自に得た情報として、ウクライナ軍の抵抗の規模が予想していたものより激しいことが士気の落ち込みにつながったと指摘。
ウクライナ侵攻に動員されたロシア軍部隊の相当な人数が徴集兵で非常に若い男性で構成されており、「全員が明らかに十分な訓練や準備を受けず、戦闘任務に駆り出されることを知っていたわけではなかった」とも推測した。
ウクライナのゼレンスキー大統領も2日夜、ロシア軍部隊の士気は崩れているとの見方を表明。フェイスブックへの書き込みで、「ますます多くの占領者たちが槍(やり)や銃、戦車やヘリコプターで敵を駆逐する我々の前からロシアへ逃げ帰っている」と主張した。
「我が軍は敵を完全に打ち負かすべく全てのことをやっている。1週間で9000人のロシア人を殺害した」とも述べた。ただ、CNNはウクライナ側が推定するロシア軍の死者数の真偽を確認出来ていない。