米から追放のロシア外交官、チャーター機でNY出発
(CNN) 米国連代表部が先週、国外追放を発表していたロシア国連代表部の外交官12人は6日、ロシア政府のチャーター機でニューヨークを出発し、帰国の途に就いた。
ロシア国営RIAノーボスチ通信によると、同機には外交官らの家族を含め、50人近くが搭乗した。
米代表部のミルズ次席代表は先月28日、国連安全保障理事会の会合で、12人が米国で外交官としての任務に合致しない活動に従事したとして、追放措置を発表した。
代表部は、12人が米国に居住する権利を悪用し、米国の国家安全保障に悪影響を及ぼすスパイ活動を行ったと主張。7日までに出国するよう求めていた。
ロシア外務省の報道官は5日、通信アプリ「テレグラム」の公式チャンネルを通し、米政府から「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」と指定された外交官らが同機で帰国すると予告。米当局も出国用チャーター機の飛行を承認していた。
航空機追跡サイト「フライトレーダー24」では6日、ロシア政府機がニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港を出発し、モスクワへ向かっていることが確認された。