イスラエル・テルアビブで銃撃、5人死亡 1週間で3件目の襲撃
今回の攻撃を受け、ここ1週間の一連の襲撃による死者は計11人になった。
南部の都市ベエルシェバでは22日、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」を支持した容疑で逮捕歴のある男が刃物などで襲撃し、4人が死亡した。テルアビブの北にあるハデラでも27日、ISISとつながりのある2人による銃撃が発生し、2人が死亡、6人が負傷していた。
イスラエルのベネット首相はツイッターで「イスラエルは相次ぐアラブ人のテロにさらされている」とし、遺族に弔意を表明。「イスラエルは忍耐と不屈の姿勢、鉄の拳でテロと戦う」などと述べた。
パレスチナ自治政府のアッバス議長は声明で、イスラエルの民間人に対する襲撃を非難した。
一方、イスラム聖戦のような武装組織は襲撃を称賛した。ハマスは襲撃を「英雄的」な作戦と形容。アル・アクサ殉教者旅団は外相会合が行われたネゲブに触れ、「ネゲブサミットに対する血で書かれた明確なメッセージだ」としている。
ベエルシェバとハデラの事件についてはISISが犯行声明を出した。ISISがイスラエルで起きた襲撃事件への関与を主張するのは2017年以来。