首都近郊ブチャの遺体、ロシア軍支配時から放置か 衛星画像で判明

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
衛星画像では、少なくとも3月18日から遺体が路上に放置されていたことがわかる/Satellite image ©2022MaxarTechnologies

衛星画像では、少なくとも3月18日から遺体が路上に放置されていたことがわかる/Satellite image ©2022MaxarTechnologies

(CNN) ウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊の町ブチャで見つかった市民らの遺体は、ロシア軍の支配下にあった時期から放置されていた可能性を示す衛星画像が、新たに公開された。

米マクサー・テクノロジーズの衛星画像を、米紙ニューヨーク・タイムズが4日に公開した。

ブチャの路上に散乱した遺体の映像については、CNNが1日、位置と真偽を確認したうえで報じていた。ウクライナはこの日にブチャの「解放」を宣言した。

ロシア国防省は映像を「偽物」「でっち上げ」と断じ、戦争犯罪の指摘は挑発行為のひとつにすぎないと主張。ブチャ占領中に暴力を受けた市民は「一人もいない」と強調していた。

しかし衛星画像では、映像の中で遺体が横たわっていたブチャ南部の道路の同じ場所に、遺体とみられる点が複数写っている。遺体は少なくとも先月18日から、路上に放置されていたことが分かる。ロシア軍は同31日までブチャを占領していた。

CNNはロシア国防省にコメントを求めたが、返答は得られていない。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「ウクライナ」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]