プーチン氏、製鉄所の急襲計画を破棄 厳格な封鎖命じる

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廃墟と化した共同住宅の向こうにそびえる製鉄所「アゾフスターリ」の施設群/Alexander Ermochenko/Reuters

廃墟と化した共同住宅の向こうにそびえる製鉄所「アゾフスターリ」の施設群/Alexander Ermochenko/Reuters

(CNN) ロシアのプーチン大統領は21日、ウクライナ南東部の要衝マリウポリについて、市内にある製鉄所「アゾフスターリ」周辺の工業地帯を急襲する必要はないとの認識を明らかにした。製鉄所は封鎖し、「ハエ1匹入り込めないようにする」よう命じた。

また降伏を選択する人々は国際協定に準じた処遇を受けるべきだとした。

国営メディアによると、プーチン氏はショイグ国防相に対し「提案されている工業地帯の急襲はもう必要ないと思う」と告げたという。

そのうえで、工業地帯は封鎖し、施設にとどまる人々には改めて降伏を呼び掛けるべきだと明言。降伏の見返りは生命の保証と「尊厳ある処遇」だとした。

またプーチン氏は、ショイグ氏とロシア軍に対し、マリウポリを制圧したことへの祝辞を述べたという。

「マリウポリ解放の任務の完了は素晴らしい成果だ。おめでとう」(プーチン氏)

ウクライナの当局者は、マリウポリがロシアの手に落ちたことを否定した。

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