北東部ハルキウの街をCNNが取材 2カ月前から砲撃続く
(CNN) ロシア軍の激しい攻撃にさらされているウクライナ北東部ハルキウの街を、CNNの取材班が回った。2カ月に及ぶ砲撃で住宅地は壊滅状態となり、多くの学校や幼稚園が損壊していた。
繰り返し攻撃を受けたある地区では、見渡す限りの建物ががれきと化していた。地元の保育園も含め、無事に残った場所はひとつもない。
幸い園児たちは避難した後で、全員助かった。だが市長によると、ロシア軍の侵攻開始以来、市内で攻撃を受けた学校は67カ所、幼稚園は54カ所に上る。
現地に立って見回せば、ここが軍事標的でなく、住宅地であることは一目瞭然だ。
損壊の激しいアパートで暮らし続ける女性(73)に話を聞いた。身を寄せられる姉妹もいるのだが、そちらの地区も激しい攻撃を受け、住民は避難所暮らしを強いられているという。
ハルキウへの砲撃は今も、あらゆる方角から繰り返されている。