プーチン氏のウクライナでの核使用、英首相は予期せず
(CNN) 英国のジョンソン首相は26日、ロシアのプーチン大統領がウクライナで核兵器を使用する事態は予期していないと述べた。
英テレビ番組の座談インタビューで、ロシアが現在進める侵略で敗北に直面した場合にプーチン大統領がウクライナで核兵器を使用することを懸念しているかと尋ねられたジョンソン首相は、そうしたことは懸念していないと答えた。
ロシアのラブロフ外相は25日、核抑止がロシアの「原則的な立場」だと述べたが、「危険は深刻で現実であり、過小評価することはできない」とも付け加えた。
ジョンソン首相は、プーチン大統領にはウクライナから手を引いて撤退することができる「政治的余地」があると指摘した。
「プーチン大統領は、ロシア国民にこう言うことができるかもしれない。ウクライナで開始した軍事作戦は達成された。我々は、特定の人々の権利を守るために一定の保護を果たす必要があったのだ、と」とジョンソン首相は述べた。