ウクライナの首都、ロシアとの友好象徴する銅像を解体
(CNN) ウクライナの首都キーウ(キエフ)市のビタリ・クリチコ市長は28日までに、同市中心部にありウクライナとロシアの友好関係を象徴する労働者2人をかたどったブロンズ像の解体作業を開始したと発表した。
ドニプロ川に近い場所にあり、キーウ市内を眺望出来る台座に立つ大型の像は高さ8メートルで、旧ソ連とウクライナの再統一を記念して1982年に設置された。同市長は、26日に始まった解体作業は同日夜には完了する見通しとしていた。
クリチコ氏は「ロシアは今やウクライナ国家と平和を尊ぶウクライナ国民を破壊しようとする野蛮な欲望を見せつけている」と非難した。
像の上に虹の形で設けられているチタン製のアーチはそのまま残すが、改名する方針で、ウクライナ国旗の彩色がほどこされる予定。当初の名称は「人民友好のアーチ」だったという。