ウクライナ首都、市民に車の利用中止を要請 軍用の燃料節約で
(CNN) ロシアの軍事侵攻に抵抗するウクライナの首都キーウ(キエフ)の当局は5月1日までに、市民に対し燃料を軍に回すため車の利用をやめるよう呼びかけた。
キーウ州当局の幹部は、首都に戻った場合、可能なら公共輸送機関を使うよう要請。キーウ郊外の安全な場所に逃れた住民に対しては首都に帰ってくるのを待つよう促した。
当局は、軍や祖国防衛に当たる関係者が必要としている事柄に留意し続けていることに理解を求めた。
キーウの公共輸送機関網の運営に問題は生じていないとも指摘し、退避先から首都に戻ってくる住民の輸送能力の拡大を絶えず続けているとした。
キーウ市当局はミサイル攻撃を受ける恐れは消えておらず、市民にまだ戻らないよう促してもいた。軍事侵攻を受け同市を離れた住民は一時期、総人口の約3分の1に達していた。市の人口は今年2月下旬の段階で300万人近くとされていた。