ポーランド国境付近のウクライナ軍基地にロシアのミサイル攻撃 当局者
(CNN) ポーランド国境から約15キロにあるウクライナ軍の基地が17日未明、ロシアのミサイル攻撃の標的となった。ウクライナ西部リビウ州軍政トップのマクシム・コジツキー氏が公表した。
コジツキー氏は通信アプリ「テレグラム」への投稿で、詳細は午前中に発表すると述べ、それ以上の情報を明らかにしなかった。
リビウ中心部では空襲警報が鳴り響いた直後の同日午前0時45分ごろ、複数の爆発音が聞こえた。現地のCNN取材班は北西の方向に防空手段の明かりを目撃した。北西40キロにはヤボリウの軍施設がある。
空襲警報は午前1時15分に解除された。コジツキー氏はテレグラムへの投稿で、防空システムが攻撃に対応したと述べた。リビウ市のサドビー市長はフェイスブックに、同市自体へのミサイル攻撃の可能性について情報は確認できていないと書き込んだ。
ヤボリウはロシアによるウクライナ侵攻開始以降、少なくとも3回攻撃の対象になっている。最初の3月13日の攻撃では30人以上の死者が出た。
リビウではこれまで航空機部品工場や燃料貯蔵施設、変電所などがロシアのミサイル攻撃を受けている。