ゼレンスキー氏、製鉄所からの「退避作戦を継続」
(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は17日夜の演説で、南東部マリウポリのアゾフスターリ製鉄所からの退避作戦を継続すると明らかにした。
ゼレンスキー氏は「我々の英雄をアゾフスターリ製鉄所から退避させる作業についてロシアと交渉を続ける。退避作戦を継続する」と説明。軍や情報機関の将校が監督に当たり、「最も強力な国際調停団」が関与しているとも述べた。
ウクライナ軍は16日遅く、広大な製鉄所での「戦闘任務」が完了したと発表した。同製鉄所はここ数週間、ロシア軍に占領されたマリウポリの最後の抵抗拠点となっていた。
ゼレンスキー氏はまた、17日にドイツのショルツ首相やフランスのマクロン大統領と会談し、ウクライナへの防衛面の支援や欧州連合(EU)レベルでの協力について話し合ったことを明らかにした。
会談では現在の戦況や今後の情勢、EUが準備中の第6弾制裁、ロシアとの交渉、アゾフスターリ製鉄所からの退避などが話題に上ったという。