ウクライナ情勢、今後数週間は「大きな進展見られず」 NATO当局者

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北大西洋条約機構(NATO)は、今後数週間はロシア・ウクライナ双方に支配地域の大きな拡大はないとみている/Sergei Chuzavkov/SOPA Images/Sipa USA/Reuters

北大西洋条約機構(NATO)は、今後数週間はロシア・ウクライナ双方に支配地域の大きな拡大はないとみている/Sergei Chuzavkov/SOPA Images/Sipa USA/Reuters

(CNN) 北大西洋条約機構(NATO)は、ウクライナの戦場では、今後数週間はロシア側、ウクライナ側ともに支配地域の大きな拡大はないと考えていることがわかった。諜報(ちょうほう)に詳しいNATOの軍当局者が18日、明らかにした。

同当局者によれば、しばらくの間は、こう着状態に陥るとみているという。

NATOの現在の協議では勢いは大きくウクライナ側に移っているとみており、NATO内では、ウクライナ政府が、ロシアや親ロシア派勢力が実効支配しているクリミア半島やドンバス地方を奪回できる可能性があるかどうかについて話し合いが行われているという。

同当局者は、ウクライナ政府がクリミア半島やドンバス地方を奪回できるかどうかについては「可能」との見方を示した。「今は無理だ、すぐにも無理だ。しかし、もし彼らが戦い続けることができれば、可能だと私は考えている」と語った。

同当局者は、一部地域では地元住民からの反発も考えられることから、ウクライナ政府が実際に領土を取り戻すために戦うべきかどうかについては疑問な点もあると述べた。

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