インドとパキスタンの記録的熱波、気候変動の影響で頻度が100倍に 英気象庁
酷暑の地として知られる中部シンド州ジャコババードの気温は15日に51度を観測し、その前日も50度に達した。インドのデリー首都圏の15日の最高気温は49度を超えた。
英気象庁の予測によると、こうした熱波の頻度は今後一層増し、この地域は今世紀末までに1.15年ごとに熱波に襲われるようになる見通し。
今回の熱波ではこの地域の気温の記録が塗り替えられた可能性が大きいと専門家は指摘する。
英気象庁によると、インドやパキスタンの暑さはここ数日はいくぶん和らいでいるが、週の半ばには暑さが戻る見通し。週末にかけては50度に達する所もあり、夜間も非常に気温が高い状態が続くと予想している。