韓国と米国がミサイル計8発を発射 北朝鮮に対抗
(CNN) 韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮が5日にミサイル8発を発射したことへの対抗措置として、6日朝に韓国軍が7発、米軍が1発のミサイルを日本海上に発射した。
北朝鮮は複数の場所から日本海に向けて、短距離弾道ミサイルを発射していた。
韓国軍合同参謀本部はこれを「朝鮮半島だけでなく、国際社会の平和と安定を損なう重大な挑発行為」と非難。6日のミサイル発射により、北朝鮮が複数の場所からの発射で挑発しても、米韓両軍にはただちに精密攻撃を行う能力と準備態勢があることを示したと述べた。
韓国で先月就任した尹錫悦(ユンソンニョル)大統領は、対北強硬姿勢で知られる。韓国の戦没者追悼記念日にあたる6日の演説で、北朝鮮の挑発には毅然(きぜん)とした厳しい対応を取ると改めて表明した。
米韓両軍は先月25日に北朝鮮がミサイルを発射した際にも、ミサイルで対抗していた。
米韓の海軍は先週、沖縄沖で3日間、合同演習を実施した。
日本の岸田文雄首相は5日の記者会見で、北朝鮮のミサイル発射に強く抗議したと述べ、「国連決議への明らかな違反」と非難した。
米インド太平洋軍によると、米軍と自衛隊は5日、北朝鮮がミサイルを発射した後で、弾道ミサイル防衛の合同演習を実施した。