ロシアでの反戦抗議者の「恣意的な逮捕」に懸念 国連人権高等弁務官
(CNN) 国連のバチェレ人権高等弁務官は13日、ロシアでの「反戦抗議をする大勢の人々の恣意(しい)的な逮捕」が「懸念すべき」事項に当たると語った。
スイス・ジュネーブで開かれた人権理事会で、ロシアが「新たな刑法上の制限」を導入したと指摘。それは「『偽のニュース』や『非客観的な情報』といった、あいまいで不明瞭な考えに基づく情報の流布に対する一般的な禁止」を含む措置だとしている。
バチェレ氏は「検閲の増加や独立系メディアへの制限も遺憾に思う」とも述べた。
同氏はチリで2期大統領を務めた人物。以前には「ウクライナでの戦争は多くの人々の生活を破壊し続け、混乱と破壊を生み出している」「市民に起きた恐怖は今後何世代にもわたって消えない痕を残す」とも発言していた。