中国飲食店の女性暴行、負傷した被害者は「回復中」 地元警察
当初は事件の情報がなかったことから、流出した監視カメラの映像は襲撃の一部しか捉えておらず、カメラに映らない付近の路地で暴行が続いていたとの主張が繰り返されていた。CNNはこの主張を独自に検証できていない。
恐らくそうした噂(うわさ)に反論するため、警察は声明で、容疑者は襲撃開始から7分後の午前2時47分に現場から逃走し、被害者は同2時55分に救急車で病院に搬送されたと説明。市民からの通報の30分後、同3時9分には警察が飲食店に到着したとしている。
ただ、ネット上ではこの説明に懐疑的な声が上がり、多くの市民が当局の対応を批判する状況となっている。中国版ツイッターの微博(ウェイボー)では関連するハッシュタグが数時間で4億5000万回閲覧された。
ウェイボーのユーザーの1人は記者の取材が認められていないことに触れ、「写真も動画もない。記者が被害者にインタビューすることは許されていない」などと指摘。「市に信頼性はない。負傷者に関する報告を信用してよいのか。警察の声明はどれだけ信用できるのか」と疑念を示した。