ウクライナのショッピングモール攻撃、プーチン大統領が関与を否定
(CNN) ウクライナ中部クレメンチュクのショッピングセンター攻撃をめぐり、ロシアのプーチン大統領は29日の記者会見で、ロシア軍の関与を否定した。この攻撃では少なくとも18人が死亡、負傷者や行方不明者は数十人に上っている。
プーチン大統領はロシア、アゼルバイジャン、イラン、カザフスタン、トルクメニスタンのカスピ海沿岸5カ国の首脳会談後、トルクメニスタンの首都アシガバートで記者会見。「ロシア軍は民間施設を攻撃しない。その必要もない。我々には特定の場所を探知する能力がある。高度な長距離兵器のおかげで目標を達成している」と語った。
ロシア国防省はテレグラムに、「航空宇宙軍が高精度航空兵器で米国や欧州諸国から受け取った武器弾薬の格納庫を攻撃」し、「ロードマシン」工場に着弾したと投稿。「高精度攻撃の結果、ドンバス地域のウクライナ軍に輸送するため格納庫に集められていた西側製の武器弾薬が打撃を受けた」と書き込んだ。
近くの「機能していない」ショッピングモールで火災が起きたのは、保管されていた西側の兵器のための弾薬が爆発したためだとしている。
クレメンチュクで撮影された映像には、市の中心部にあるショッピングモールにミサイル2発のうち1発が着弾し、モールが全壊する様子が映っていた。