ロシア、ベラルーシに核搭載可能なミサイル提供へ

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ロシアのプーチン大統領。同盟国のベラルーシに核搭載可能な短距離弾道ミサイルシステム「イスカンデル」を提供すると明らかにした/Maxim Shemetov

ロシアのプーチン大統領。同盟国のベラルーシに核搭載可能な短距離弾道ミサイルシステム「イスカンデル」を提供すると明らかにした/Maxim Shemetov

(CNN) ロシアのプーチン大統領は25日、同盟国のベラルーシに核搭載可能な短距離弾道ミサイルシステム「イスカンデル」を提供すると表明した。

ロシア大統領府の発表によると、プーチン氏はこの日、同国北西部サンクトペテルブルクでベラルーシのルカシェンコ大統領と会談。この中で、イスカンデルには通常弾頭または核弾頭を装備する弾道、巡航ミサイルがどれでも使えると説明した。

会談の議事録によると、ルカシェンコ氏はプーチン氏に「米軍と北大西洋条約機構(NATO)の航空機」がベラルーシ国境付近で核弾頭搭載の訓練飛行を実施していると訴え、対抗措置の検討を求めた。

これを受けてプーチン氏は、ベラルーシが保有するロシア製のSU25攻撃機に核を搭載できるようロシア側で改造することを提案。ベラルーシ側には乗員の訓練開始を指示した。

ロシア軍は今年2月にウクライナ侵攻を開始した際、隣国ベラルーシから部隊を送り込んだ。その後もベラルーシの首都ミンスクを空爆などの拠点に使ってきた。

ウクライナ軍は25日、ロシア軍がベラルーシ領から首都キーウ(キエフ)周辺に複数のミサイルを撃ち込んだと主張した。

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