ルハンスク州周辺部で激しい戦闘、ロシアが「全予備部隊」投入 ウクライナ当局

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壊れた建物=5日、ルハンスク州/Alexander Ermochenko/Reuters

壊れた建物=5日、ルハンスク州/Alexander Ermochenko/Reuters

(CNN) ウクライナ東部ルハンスク州の軍政トップ、セルヒ・ハイダイ氏は5日、同州周辺部でロシア軍とウクライナ軍が「激しい戦闘」を展開していると明らかにした。

ハイダイ氏は「ここではロシア陸軍のすべての戦力、現在あるすべての予備部隊が投入されている」と指摘した。

また、一部の部隊が再編のため戦術的に退却していることを理由に、ロシア軍が「膨大な数の死傷者」を出していると主張。「病院や遺体安置所は過密状態にある」とした。

CNNは双方の死傷者数について独自に確認できてない。

ハイダイ氏はまた、ここ数日で「敵の戦線の背後にある多くの倉庫が爆破」され、ロシアの弾薬や燃料が「大量に」破壊されたとの見方も示した。

ハイダイ氏の推計では、リシチャンスク市内にはまだ住民1万~1万5000人が残っているという。

ウクライナ軍は5日、リシチャンスクからの「撤退を余儀なくされた」と発表。ゼレンスキー大統領は撤退の理由について、ウクライナ軍要員の命を守るためだと説明していた。

ハイダイ氏の発言とは別に、ウクライナ軍参謀本部は同日、ロシア軍がリシチャンスクとバフムートを結ぶ幹線道路の制圧に注力しており、付近の集落ビロホリフカを奪取しようと試みていると指摘した。

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