ウクライナ復興へ「ルガーノ宣言」を採択、国際会議に40カ国が参加
(CNN) ロシアの侵攻を受けたウクライナの復興について話し合う国際会議が4日から2日間の日程でスイス・ルガーノで開催され、ウクライナを長期的に支援するための原則を盛り込んだ「ルガーノ宣言」を採択した。
会議には40カ国以上のほか国際機関も参加した。
スイスのカシス大統領兼外相はルガーノ宣言について、戦争は継続しているものの、ウクライナが戦後に備えて、長期的な経済的・技術的な支援を受けられることを約束するものだと述べた。
カシス氏は「我々はここルガーノで、国際的なレベルでウクライナ復興のための作業を開始し、復興の土台となる原則を打ち出した」と述べた。今回示された原則は、復興と改革を結びつけるものであり、透明性やパートナーシップ、平等に重点を置いているという。
ウクライナのシュミハリ首相は4日、同会議で、ウクライナの復興計画に必要な金額は推計で7500億ドルにのぼり、主要な財源として、接収したロシアの資産を挙げていた。