軍の装備積んだ輸送機が墜落、ウクライナ人8人死亡 ギリシャ
ERTは17日、ギリシャ当局が搭乗者8人全員の遺体を収容したと伝えた。
ウクライナ外務省報道官がフェイスブックに17日に掲載した情報によると、同機はセルビアからヨルダンを経由してバングラデシュに向かう途中だった。墜落原因はエンジン故障と思われる。搭乗者8人はウクライナ人だった。
ギリシャ北部テッサロニキのウクライナ領事館には対策本部が設置され、領事館員が現場で地元の捜索隊や司法当局と連携して対応に当たっている。
墜落を受け、消防士15人と車両7台が直ちに現場へ急行。続いて特殊部隊と特殊車両2台が有害物質回収のために現場入りした。墜落現場周辺は即座に封鎖され、立ち入り禁止区域が設けられた。
ギリシャ外務省によると、現在は消防隊や特殊部隊、警察などの捜索救助隊が出動している。
白い物質については専門家が解析を進めている。墜落機のフライトレコーダーはまだ回収されていない。
現場にはギリシャ軍の地雷除去班が出動し、化学物質専門の特殊チームも向かっている。一部地域では墜落後に停電が発生したが、既にほとんどが復旧した。