首に傷を負ったアオウミガメ30匹超が見つかる 沖縄

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
沖縄県久米島で、首に傷を負ったアオウミガメが少なくとも30匹見つかった/Stringer/Anadolu Agency/Getty Images/File

沖縄県久米島で、首に傷を負ったアオウミガメが少なくとも30匹見つかった/Stringer/Anadolu Agency/Getty Images/File

東京(CNN) 沖縄県久米島近くの海域で14日、少なくとも30匹のアオウミガメが首に複数の傷を負った状態で発見された。

那覇警察署の警察官によると、ウミガメは14日の干潮時に発見され、15日から警察の捜査が開始されたという。

発見時、一部のカメは出血しており、ほとんど呼吸をしていなかったという。またカメの首の周りには刃物らしきもので刺された傷があった。現在、カメの所在は不明で、潮流で流された可能性もあるという。

久米島ウミガメ館の塚越佳充氏によると、ウミガメが発見された海域は、ウミガメが餌としている海草で覆われたウミガメの生息地だという。

しかし、ウミガメは地元の漁師が仕掛けた漁の網に絡まって網を破いたり、海藻を食べ尽くしたりして魚の産卵を妨害するため、中にはウミガメを「邪魔者」扱いする漁師もいる、と塚越氏は言う。

現在、全てのウミガメは絶滅危惧種とみなされ、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストに登録されており、国際的な非政府組織である世界自然保護基金(WWF)もウミガメは世界中で保護されているとしている。

しかし、沿岸開発、乱獲、混獲(他の魚を捕獲する際に意図せずウミガメを捕獲してしまう)など、ウミガメが直面する脅威は深刻さを増しつつある。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「日本」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]