ロシアのスパイ能力、欧州で半減 英MI6長官

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英対外情報部(MI6)のムーア長官/Stefan Rousseau/PA Images/Getty Images

英対外情報部(MI6)のムーア長官/Stefan Rousseau/PA Images/Getty Images

(CNN) 英対外情報部(MI6)のムーア長官は22日までに、欧州各地からロシアの情報員400人以上が追放されたことや、市民になりすますスパイが逮捕されたことを受け、欧州でスパイ活動を行うロシアの能力は「半減」しているとの見方を示した。

アスペン安全保障フォーラムでCNNに明らかにした。ムーア氏によると、ロシアが2月にウクライナに侵攻して以降、欧州諸国は外交官の立場で活動するロシアの情報員400人超を追放した。

また、一般市民になりすまして活動する「イリーガル」と呼ばれるロシアのスパイもここ数カ月の間に身元が割れ、逮捕されたという。

ウクライナでの戦争によりロシアは情報提供者となりうる人物を採用する格好の場所になっているのではないかとの質問に対しては、ムーア氏は情報機関や外交機関のロシア人が「ウクライナでの出来事についてよく考え」、1968年の「プラハの春」の時のように「体制に反抗する」決意を固めること望むと述べるにとどめた。

ムーア氏は「我々のドアはいつでも開かれている」としている。

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