最大都市カラチで豪雨被害、気候変動で異常気象が加速 パキスタン
カラチ(人口約1600万人)では全地区で浸水被害が出ている。写真には膝(ひざ)までの泥水に浸かりながら歩く人々や、浸水して動けなくなった車などが写っている。
橋や高速道路、一般道路などのインフラも破壊されて通行できなくなり、住民の生活に混乱を引き起こしている。住民の多くは停電に備えて発電機用の燃料を蓄えていた。
パキスタン南西部のバルチスタン州でもここ数日、豪雨が続いている。災害対策当局によると、豪雨や洪水、インフラ崩壊によって、今月だけで少なくとも87人が死亡した。
同州ジャファラバードでは24日、屋根が崩れ落ちて女性1人と子ども1人が死亡している。
同州では少なくとも8つのダムが決壊して9つの橋が破損。家畜700頭以上が洪水のために命を落とした。