英仏海峡で列車立ち往生 避難の乗客、海底トンネル内で恐怖の数時間
乗客は非常用トンネルを通って保守用トンネルに避難し、10分ほど歩いて別の列車にたどり着いたという。
しかしこの列車にも問題があり、乗客がようやく英国にたどり着いたのは、乗車してから6時間後だった。
英仏海峡トンネルを通るシャトル列車は通常、35分でカレーとフォークストンを結んでいる。
別の乗客は、5時間以上トンネルの中に閉じ込められていたと証言した。
トンネルの中は暑くてエアコンもなかったいう。「まるでパニック映画だった。何が起きているのか分からないまま、ただ奈落の底へ歩いて行く。私たち全員が、大行列しながら海底にとどまらなければならなかった」と乗客のサラ・フェローズさん(37)は話し、「泣いている女性や、1人で乗車していてパニックに襲われる女性もいた」と言い添えた。
英仏海峡トンネルは24日午前、通常通りの列車運行再開を発表した。