仏ロ外相、ウクライナ原発の視察めぐり協議

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米マクサー・テクノロジーズが19日に撮影したザポリージャ原発の衛星画像/Satellite image ©2022 Maxar Technologies/AP

米マクサー・テクノロジーズが19日に撮影したザポリージャ原発の衛星画像/Satellite image ©2022 Maxar Technologies/AP

(CNN) ロシアのラブロフ外相とフランスのコロンナ外相が、ウクライナのザポリージャ原子力発電所の状況と、国際原子力機関(IAEA)が同原発の視察を実施できる機会について協議を行ったことがわかった。ロシア外務省が23日明らかにした。

ラブロフ氏は同国が「特別軍事作戦」と呼ぶウクライナ侵攻への取り組みについて概要を説明し、ウクライナ政府が欧州最大級の原発であるザポリージャ原発に対して引き続き砲撃を行っていると指摘。外国の支援国の明らかな黙認のもとで、隣接した領土や欧州全体の人々を核惨事の危機にさらしていると述べた。

ロシアのプーチン大統領は、IAEAが、ウクライナ軍が実効支配する領土を経由してロシアが実効支配しているザポリージャ原発へ移動することについて合意している。フランス大統領府の情報筋によれば、プーチン氏はフランスのマクロン大統領との電話会談で、IAEAによる原発の視察について同意していた。

ロシアとウクライナは、ザポリージャ原発や原発周辺での安全や軍事行動について互いを非難している。第三者による訪問が行えず、現地で何が起きているのかを確認することは不可能となっている。

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