ウクライナ当局、独立記念日控え「特別な警戒」呼び掛け 脅威増大で
(CNN) 24日にウクライナの独立記念日を控える中、ウクライナ国防情報当局はロシアのミサイル攻撃の脅威が高まっているとして、国民に23、24両日は「特別に警戒」するよう呼び掛けた。
国防情報当局の報道官は「国内外でミサイル攻撃や他の挑発の脅威が増大している」と説明。「ロシア人は日付やシンボルに異様に執着するため、独立記念日にも攻撃があるという前提で警戒と備えをしておくことが論理的だろう。ウクライナは備えができている」と述べた。
さらに「空襲警報は重大なシグナルになる。全員が考慮すべきだ」と述べ、23、24日には特に警戒が必要だと警鐘を鳴らした。
ウクライナのゼレンスキー大統領がCNNに明らかにしたところによると、ロシアによる今週の大規模攻撃や攻撃増加の可能性について警戒を促しているのは、パートナー国の情報に基づく対応だという。
ゼレンスキー氏は23日、首都キーウ(キエフ)でポーランドのドゥダ大統領と共同記者会見を行い、ロシアの「優先事項」はウクライナのインフラや国家機関を狙うことだとの見方を示した。
また、ロシアは2月24日の全面侵攻開始以来「常に」攻撃を仕掛けているものの、今月23、24両日には特に攻撃を増やす可能性があると指摘。ロシアの攻撃があった場合、「強力な対抗措置を取る」と言明した。