先住民保護区への侵入や違法搾取、ボルソナーロ政権下で3倍に ブラジル

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ボルソナーロ大統領に抗議するブラジルの先住民ら=4月13日、ブラジル・ブラジリア/Sergio Lima/AFP/Getty Images

ボルソナーロ大統領に抗議するブラジルの先住民ら=4月13日、ブラジル・ブラジリア/Sergio Lima/AFP/Getty Images

(CNN) 南米ブラジルの先住民保護区への侵入や保護区での違法搾取が、ボルソナーロ大統領が就任した2019年以降で3倍に増加していることがわかった。先住民の権利擁護を求めるキリスト教団体「先住民宣教師協議会(CIMI)」が報告書を発表した。

CIMIはボルソナーロ政権について、先住民の土地での搾取や横領に好意的だとの見方を示した。

報告書によれば、21年にはブラジルの22州で305件の事案が発生したが、18年に発生した事案は109件にとどまっていた。

CIMIによれば、先住民保護区への侵入は16年から増加傾向にあったが、ボルソナーロ政権になってから加速したという。

CIMIは、鉱山労働者や伐採者、猟師や漁師、土地の収奪者などの違法行為の影響を受けた事案や土地の数が増加したことに加えて、そうした侵略者は先住民の土地で存在と行為の残虐性を強めたと指摘。先住民の土地に対する保護を緩和したとしてボルソナーロ大統領を批判した。

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