原発に安全保護区域設置の提案、ウクライナ・ロシアが関心 IAEA

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国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長/Leonhard Foeger/Reuters

国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長/Leonhard Foeger/Reuters

(CNN) 国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は12日、ウクライナ中南部にあるロシア軍が実効支配しているザポリージャ原子力発電所に安全保護区域を設置するとの提案について、ウクライナとロシアの両国が関心を示していると明らかにした。

グロッシ氏はオーストリア首都ウィーンの記者会見で明らかにした。グロッシ氏は先週、CNNの取材に対して、安全保護区域の設置について初めて言及したが、その後、両国と協議を行ってきたという。

グロッシ氏は、ウクライナについて、ザポリージャ原発が同国にあることから「当然のパートナー」とした。ロシアについても、原発を実効支配しているのはロシア軍であることから話し合いには不可欠だとの見方を示した。

グロッシ氏によれば、安全保護区域については両国が関与しており、質問も出ている。安全保護区域は原発に被害を与えている砲撃などの行為を阻止し、施設とそこにいる人々の安全を守るよう設計されている。

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