ロシア南部ダゲスタン共和国でデモ、「動員令」で少数民族狙い撃ちか

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動員令への抗議デモ、ロシア全土に拡大

(CNN) プーチン大統領による部分的動員令を受け、ロシアの一部の少数民族地域では激しい抗議デモが発生している。活動家団体やウクライナ当局は、こうした少数民族が徴兵対象になるケースが偏って多いと指摘している。

CNNがイスラム教徒主体の南部ダゲスタン共和国で撮影されたものと確認した動画には、首都マハチカラの劇場前で女性が警官に懇願する様子が映っている。

動画では「なぜ私たちの子どもを連れていくのか。一体、誰が誰を攻撃したのか。ウクライナを攻撃したのはロシアだ」と訴える声が聞こえる。続けて女性の集団が「戦争反対」と連呼し始め、警官隊はその場から立ち去っている。

マハチカラで起きた別の衝突では、警官がデモ隊を押し返す姿が見られる。警察によって手荒に拘束される人もいれば、徒歩で逃げる人もいる。

人権団体「OVDインフォ」によると、デモの取材に当たっていた地元のジャーナリスト1人を含む複数人が逮捕されたという。

マハチカラの市長は25日、平静を呼び掛け、「反国家活動に従事する者の挑発に屈しないよう」促した。

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