ロシア南部ダゲスタン共和国でデモ、「動員令」で少数民族狙い撃ちか

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モスクワでデモの参加者を排除する警官隊/Contributor/Getty Images

モスクワでデモの参加者を排除する警官隊/Contributor/Getty Images

ダゲスタンの町エンディレイで撮影された別の動画には、警官が空に向かってライフル銃を発砲する様子が映っている。デモ隊を解散させる狙いとみられる。

プーチン氏は21日、失速するウクライナ侵攻を立て直すため、即時の「部分的動員」で予備役30万人を徴兵すると宣言した。

ロシア当局は軍務経験を持つロシア人のみが対象になるとしているものの、動員令そのものはより幅広い条件を示しており、ロシア人の間では将来的に徴兵対象が拡大するのではないか、少数民族が影響を受けるのではないかとの懸念が広がっている。

ウクライナ当局によると、ロシアの実効支配下にあるクリミア半島では、動員令を受けて先住民族タタール人の男性が脱出した。

ウクライナ議会の関係者は25日、「占領下にあるクリミアでは、ロシアが動員の過程でクリミア・タタール人を狙っている」と説明。「現在、家族を含む数千人のクリミア・タタール人がロシア領経由でクリミアから脱出している。大半はウズベキスタンやカザフスタンに向かっている」と指摘した。

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