バルト海で「揺れ」を観測、パイプラインのガス漏れと合致
(CNN) デンマーク・グリーンランド地質調査所(GEUS)は27日、バルト海で26日に2度の「揺れ」を観測したと明らかにした。
いずれの揺れについても、ロシアと欧州を結ぶ天然ガス「ノルドストリーム」で発生したガス漏れの時間と場所に合致するという。
GEUSは揺れについて、「デンマーク夏時間9月26日(月)午前2時3分早朝と、同じくデンマーク夏時間9月26日(月)午後7時3分にバルト海で揺れを記録した」と明らかにした。
1回目の揺れは「リヒタースケール」で2.3を記録し、2回目の揺れは同2.1だったという。
GEUSは記録された信号について、地震の信号とは似ておらず、爆発によって記録される信号と似ているとした。
GEUSによれば、ボーンホルム島など2カ所の地震観測所で信号を記録した。スウェーデンとドイツの観測所でも信号を記録したという。
スウェーデン海事局は27日、CNNの取材に対し、デンマークのボーンホルム島付近でノルドストリーム1と2のパイプラインからのガス漏れが3件確認されたと明らかにしていた。
ガス漏れの原因は確認されておらず、欧州当局が捜査を続けている。