アフガン首都の教育センターで自爆攻撃、19人死亡 27人負傷
アフガニスタン・カブール(CNN) アフガニスタンの首都カブールにある教育センターで30日午前、自爆攻撃が発生し、地元警察によると少なくとも19人が死亡、27人が負傷した。死者の大半は若い女性とみられる。
爆発は現地時間の同日午前7時半に発生。現場の教育センターでは大学入試の模擬試験が行われていた。警察の報道担当者がCNNに明らかにした。
現時点で犯行声明は出ていない。
この教育センターは長年抑圧の対象となってきた少数派ハザラ人が多く住む地域にある。
タリバンが昨年8月に同国の実権を握って以降、ハザラ人社会に対する攻撃が続いている。国際人権団体のヒューマン・ライツ・ウォッチによると、過激派組織「イスラム国ホラサン州」がハザラ人に対する13回の攻撃の犯行を認め、さらに別の3回についても関連が指摘されている。
この数週間でカブールでは今回のような攻撃が続発。数十人の死者が出ていた。
今月初めには市内にあるロシア大使館付近で爆発があり、大使館職員2人を含む6人が死亡した。
先月にも夕方の礼拝が行われていたモスク(イスラム教礼拝所)で爆発が発生。21人が死亡、33人が負傷した。