インドが「深い憂慮」、ミサイル攻撃によるウクライナの戦火拡大で
(CNN) ロシア軍が10日にウクライナの首都キーウ(キエフ)や各都市に対してミサイル攻撃を行ったことを受け、インドは紛争の拡大を「深く憂慮」していると明らかにした。
インド外務省の報道官はツイッターへの投稿で、「インドはインフラへの攻撃や民間人の死亡など、ウクライナでの紛争の拡大を深く憂慮している」と述べた。
報道官は、インドの立ち位置について、敵対行為の激化は誰の利益にもならないとし、「敵対行為の即時停止」と「対話の道」への復帰を求めた。
国連総会は12日にも会合を開いてロシアによるウクライナ領の併合を非難する決議案を採択するとみられているが、インドのジャイシャンカル外相は採択についてコメントしなかった。
ジャイシャンカル氏は豪キャンベラで行われた豪外相との記者会見で、事前に投票について予言することはないと述べた。
インドのモディ首相は9月、ロシアのプーチン大統領に対して、「今は戦争の時代ではない」として、ウクライナでの戦闘行為の停止を呼び掛けていた。