エボラ出血熱が流行、2県でロックダウン ウガンダ

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エボラ出血熱の流行抑止を訴えるポスター=ウクライナ・ムベンデ県/Luke Dray/Getty Images

エボラ出血熱の流行抑止を訴えるポスター=ウクライナ・ムベンデ県/Luke Dray/Getty Images

(CNN) アフリカ東部ウガンダでエボラ出血熱の感染が拡大していることを受け、ムセベニ大統領が高リスクの2県を対象にロックダウン(都市封鎖)を宣言した。

ムセベニ氏が15日のテレビ演説で発表したところによると、ロックダウンの対象は中央部のムベンデ、カサンダ両県。貨物トラック以外の出入りや夜間の外出が禁止される。

礼拝所、バー、スポーツジム、サウナやそのほかの娯楽施設は閉鎖されるが、学校の授業は継続する。

保健当局は接触追跡と地域医療機関への支援を強化するという。

ムセベニ氏は「問題の重大性を鑑み、さらなる感染拡大を防いで人々の命と暮らしを守るため」の措置だと説明した。

米疾病対策センター(CDC)によると、エボラ出血熱は患者の体液と直接接触することによって感染し、空気感染はしない。

今のところ確立された治療法はない。世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長によると、最近コンゴ民主共和国(DRC)で有効とされたワクチンも、ウガンダで感染が拡大している株には効果がない。ただ現在開発が進められているワクチンのうち2種類は、数週間のうちに臨床試験に入る見通しとされる。

ウガンダはエボラ出血熱の流行をこれまでに4回経験している。ムセベニ氏が先月宣言した今回の流行では、これまでに63人の感染が確認され、このうち29人が死亡した。

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