ウクライナ戦争、民間人殺害は6322人 国連
(CNN) 国連のディカルロ政治・平和構築担当事務次長は23日までに、ロシアによるウクライナ侵攻以降、殺害された民間人は6322人、負傷者は9634人に達すると安全保障理事会の会合で報告した。
少なくとも397人の子どもが含まれるとも述べた。
国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)が今月18日時点でまとめた数字に依拠した。実際の数字はより高い可能性があるともつけ加えた。
また、ウクライナで起きている重要なエネルギー関連インフラの破壊行為への懸念も表明。高騰する天然ガスや石炭価格と合わせ、これら攻撃によるエネルギー関連施設の損失は今冬に数百万人規模の民間人を極めて厳しい窮境や命の維持にかかわる生活環境に追い込む恐れがあるとした。
ウクライナに関する独立国際調査委員会が先週、国連総会に報告書を提出したことにも言及。報告書は、戦争犯罪、人権侵害や国際人道法の違反行為がウクライナ内で起きていると結論づけられる合理的な理由があると指摘したと述べた。