イラン、ロシアへ弾道ミサイルなど追加提供か 西側当局者が指摘

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ロシアによるドローン攻撃で破壊された居住用ビルで作業するウクライナの救助隊員/Oleksii Chumachenko/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

ロシアによるドローン攻撃で破壊された居住用ビルで作業するウクライナの救助隊員/Oleksii Chumachenko/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

(CNN) イランは、ウクライナで戦争を続けるロシアに地対地短距離弾道ミサイルやさらなる攻撃用ドローン(無人機)などおよそ1000点の兵器を送る準備をしているようだ。イランの兵器プログラムを監視している西側の当局者がCNNに語った。

イランがロシアに高度な精密誘導ミサイルを送る最初の例となるため、注意深く監視されている。この兵器提供はロシア軍を大幅に後押しする可能性がある。

イランからロシアへの最後の兵器出荷には約450機のドローンが含まれていたと当局者は指摘。ウクライナ当局は先週、300機超のイラン製ドローンを撃墜したと明らかにした。

予想される新たな兵器出荷は、イランのロシア支援が大幅に増加したことを意味する。兵器の正確なロシア到着時期は不明だが、関係者は年内に届けられるのは間違いないとみている。

ロシアが2月下旬にウクライナへの本格的な侵攻を開始して以来、ドローンは紛争で重要な役割を果たしてきたが、米国とウクライナによると、ロシアがイランからドローンを入手した夏以降、その使用は増加している。ここ数週間、イラン製ドローンはウクライナの重要なエネルギーインフラを攻撃するのに使用されている。

米国防省の高官は10月31日、ウクライナで使用することが想定されているミサイルをイランがロシアに送る準備をしているという指摘について、提供できる情報を持っていないと述べた。

イランの国連代表部は、新たに予想される武器出荷についてのコメント要請に応じなかった。イランはこれまでウクライナでの使用を目的としたロシアへの兵器提供を否定し、「これまでも、これからも」そうするつもりはないと述べてきた。

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