親ロ当局が「ダム爆破の偽情報流し住民を強制退去」、ウクライナ軍主張
(CNN) ウクライナ軍は1日、南部ヘルソン州で親ロシア当局が住民らに偽情報を流し、退去を強制していると非難した。
ウクライナ軍参謀本部は声明で、占領勢力が民間人を脅して退去させるため、同州にあるカホフカ水力発電所のダムが爆破されるとの偽情報を流していると指摘。州内の住民は通信手段を奪われ、戦況を正確に把握できる状態にないと強調した。
ロシアが任命したヘルソン州のサルド知事は10月31日、ウクライナが非通常兵器を使う恐れがあるため、民間人を避難させると発表。また、ウクライナがカホフカ水力発電所に対する大規模なミサイル攻撃の準備を進め、洪水の危険が迫っているとも主張していた。
ウクライナ側は、ダム爆破の計画を全面的に否定している。