ウクライナ戦争は冬場も続行、電力危機の責任否定 ロシア
(CNN) ロシアのペスコフ大統領報道官は19日までに、降雪や低温が伴う冬場の到来とは関係なくウクライナでの軍事作戦は続行されるだろうとの見解を示した。
記者団に表明した。寒さが一段と募る季節の中でロシアが今週、ウクライナのエネルギー関連施設に大規模な攻撃を仕掛け、数百万人規模の同国国民が電気を失っている現状に関する質問に答えた。
ウクライナ侵攻を意味するロシア独自の表現となっている「特別軍事作戦」の継続は気候条件に左右されないと言い切った。
数百万人規模のウクライナ人が停電や熱源もない窮境に陥っている理由を問われ、ペスコフ氏は「問題解決や交渉に積極的でない態度を示す」ウクライナ側の責任に言及。
「ウクライナ政府は交渉にもはや応じようとせず、臨んだとしてもロシア側があり得ないとみなしている『公開方式』のような形態の交渉を欲している」と指摘。「現状を踏まえるのなら公開方式の交渉は想定しがたい」とはねつけた。
ウクライナのゼレンスキー大統領は今年10月初旬、ロシアのプーチン大統領との一切の交渉を拒む大統領令に署名した。ロシアがウクライナ東部の州のロシアへの一方的な合併を狙う「住民投票」を実施したことへの対抗措置だった。