需要の75%満たす水準に電力復旧 ウクライナ
(CNN) ウクライナの国営電力企業「ウクルエネルゴ」は26日、電力の需給関係に触れ同日時点で全国規模での需要の75%に対応可能な状況にあると報告した。
SNS上に載せた声明で、残りの25%については依然、供給不足の状態にあり、26日には全土で給電規制の態勢を敷くと述べた。
ウクライナではここ数週間、重要インフラへのロシア軍の砲撃などが激化して電力危機が深刻化している。
首都キーウの行政当局は26日、市内で緊急停電の発動に伴い電気なしの生活を強いられ続けている住民は約13万人と述べた。同日午前に出した最新報告によると、配水は市内の全地区で復旧し、熱源の供給も回復されているとした。
携帯電話の利用はほぼ全地区で可能な状態が続いているが、停電の影響で接続が制限される場合もあり得るとした。
ウクライナのゼレンスキー大統領は25日の国民向け演説で、全国で依然、停電に襲われている契約先は600万以上と説明。ただ、当初の規模の半分にまで回復しているとした。