ペルー議会、大統領を弾劾 警察が身柄拘束
アルゼンチン外務省も「姉妹国であるペルーが直面している政治的危機に深い懸念を示し、政治家や社会運動家に民主主義的な制度、法の支配、憲法秩序を守るよう求める」との声明をツイッターに出した。
左派によるペルー政府は発足当初から混乱状態に陥っていた。1年余りの間に閣僚の更迭や辞任、後任指名が相次ぎ、その数は数十人にのぼった。こうした混乱は、窮地に立つ大統領にさらに圧力がかかっていた。
元教師で組合の長だったカスティジョ氏は昨年の就任初日から自身を排除しようとする野党と対決姿勢を鮮明にし、検事総長が進める捜査について新たな「クーデター」の形だと批判。今年10月には検事総長が3件の捜査に基づく憲法上の訴えを起こし、議会が大統領に対する捜査を行うことが可能となっていた。